大阪環状結界都市【完結】 [コミック]
近未来の大阪にある電車の犯罪抑止システムのもと、15年前に
行方不明になった妹の手がかりを求めつつ警官として働く主人公。
実はその抑止システムと妹につながりがある。
3巻で話がうまく呑み込めず、2回ほど繰り返し読む。
時空に関わる物語で、妹はある人物に拉致された後、さらに別の人物に
拉致、洗脳されてある目的のために15年も家族から引き離され、その
人物を「おとうさん」と呼んでいる。
一方、姉はシステムの開発者と協力してその「ある目的」を阻止しよう
と奮闘する。
3巻でうまく理解できなかったのは、いきなり妹が「おとうさん」と
拉致した人物を呼んだり、システム開発者が未来でよろしくない物を
作り上げてしまう(らしい)ことが語られること。
「おとうさん」の説明が欲しいし、登場人物の誰も未来を知らないのに、
なぞ未来の話が出てくるのかが分からない。恐らく、作っただろうという
前提で話が進んでいるのではと解釈して勝手に納得する。
多少、腑に落ちないものの、白井弓子先生のコミックははずれがない
ように思う。絵は好みもあるけど、やや硬い印象。
タグ:白井弓子
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