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誰も知らない特攻 島尾敏雄の「震洋」体験 [本]
図書館の新刊コーナーにあって、偶然手にした。
「特攻隊員として死ぬのは容易だが、これからを生きていくのはそれ以上に難しい。」
「幸いに生き延びたたった一つの生命を大事に郷里へ帰れ。国の再建に努めてほしい。」
(第136震洋隊)
敗戦を伝えられた後、指揮官から受けた訓話。
太平洋戦争史上、初めての特攻部隊として誕生した「震洋隊」は、
2万7千名余りの隊員のうち、24500名近くが生き残った。
特攻艇の性能が悪く、故障や事故などで殆ど出撃できないうちに敗戦となったから。
「幻の特攻艇震洋の足跡」というテレビドキュメンタリーがあったことを知らなかったし、
「死の棘」は知っているが島尾敏雄という人が作者で特攻隊員であったことを知らなかった。
始めの訓話。昨日まで死ぬことを求められていたのに、帰って良いと言われて隊員達の
戸惑いは相当なものだったと推測できると同時に、この言葉を発した指揮官の真っ当さに
救われる思いがした。
「異常は日常と繋がっている」は島尾敏雄のことば。
今の日本と重なる感じがして恐ろしい。
13年後の君 [コミック]
恋人は自分の担任の先生だった。
こういいうシチュエーションはよくあると思うけど、
登場人物の気持ちが素直に心に入ってくる感じで切なくてよい。
タグ:餅田 まか
忍ぶ恋ほど [コミック]
【ラブコフレ】忍ぶ恋ほど -好きすぎる旦那さまに溺愛されてます?- act.1
- 出版社/メーカー: 大誠社
- 発売日: 2018/10/01
- メディア: Kindle版
TLってやつです。
でも割と面白い。
最近の電子書籍のサイトは半分R-18なんじゃないかと思うような
画面構成で、もう少し住み分けてほしい気もするんですが、
需要と供給ということでしょうか。
こういうカテゴリーを経て、自分の描きたいものを目指していく
のかなと思います。上手くなってほしい作家さんです。
虚構推理 [コミック]
哲学ねこソフィーと学ぶ「働き方」幸福論 [本]
哲学に興味を持ったのはこの本からではないのだが、
易しく書かれたものはつい手に取ってしまう。
ひとつひとつの考えはもっとだと思うことばかりだが、
普段はそんなことを考えもせずに過ごしていて、
ちょっと疲れた時に「哲学」本を読むと心整理するのに役立つ、
と思う。
タグ:哲学
大阪環状結界都市【完結】 [コミック]
近未来の大阪にある電車の犯罪抑止システムのもと、15年前に
行方不明になった妹の手がかりを求めつつ警官として働く主人公。
実はその抑止システムと妹につながりがある。
3巻で話がうまく呑み込めず、2回ほど繰り返し読む。
時空に関わる物語で、妹はある人物に拉致された後、さらに別の人物に
拉致、洗脳されてある目的のために15年も家族から引き離され、その
人物を「おとうさん」と呼んでいる。
一方、姉はシステムの開発者と協力してその「ある目的」を阻止しよう
と奮闘する。
3巻でうまく理解できなかったのは、いきなり妹が「おとうさん」と
拉致した人物を呼んだり、システム開発者が未来でよろしくない物を
作り上げてしまう(らしい)ことが語られること。
「おとうさん」の説明が欲しいし、登場人物の誰も未来を知らないのに、
なぞ未来の話が出てくるのかが分からない。恐らく、作っただろうという
前提で話が進んでいるのではと解釈して勝手に納得する。
多少、腑に落ちないものの、白井弓子先生のコミックははずれがない
ように思う。絵は好みもあるけど、やや硬い印象。
タグ:白井弓子
校閲記者の日本語真剣勝負 [本]
読み方は感覚的に覚えたものをとりあえず使っている感じがする。
それでも、たいてい、意思の疎通はできており、正しいはずの言葉に
違和感があるものさえある。
曖昧な私の日本語を助けてくれる面白い本。
タグ:校閲
死刑囚200人 最後の言葉 [本]
死刑の是非はともかく、被害者の気持ちに寄り添えば、死の苦しみ以上の
償いはないようにも思うし、けれど何をもって償うのが正解なのかも
分からない。まずは知ることが大切。考えさせられる1冊。
タグ:死刑囚
はじめての万葉集 [本]
改めて読んでみるとおおらかで楽しい。
小中学生向けの読みやすい本、古文を勉強しなおしてみようかな。
タグ:万葉集
自信のない部屋へようこそ [本]
連載されていたWebサイトを見ていたので、ちょっと
期待して読んだのだが、等身大のような、でも少し経済的余裕が
ある方なんだなと思った。
連載をまとめたためかどうかは分からないが、読んでいるうちに
散漫な印象が強くなり、取り留めなくつらつらと書き綴った印象。
タグ:雨宮まみ
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