ミステリと言う勿れ [コミック]
もっと早く読めばよかった。
ロジックが面白くて最新刊の5巻まで一気読み。
理屈っぽい大学生がいろいろなことに巻き込まれていくのだが、
全て彼の理屈で一定の解決を見ている。
一定の、というのは、ハッピーエンドとは限らないから。
限らないんだけど、読み手(私)を納得させてくれる。
コミックなのに、文字がスラスラ入ってくる不思議な作品。
タグ:田村由美
社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。 [コミック]
社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。(1) (ガンガンコミックス)
- 作者: 有田 イマリ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2019/08/09
- メディア: コミック
夏休みの宿題や試験を目の前にして、部屋の片づけとか始めてしまうのは社会人も同じ。
持ち帰り仕事に意味はないと100%分かっていながら、手際の悪さで持ち帰るはめに。
家でやってもやる気なんか出ない。
夜中まで職場で仕事をしたことは覚えている限り1回(幸運なことに)。
持ち帰ってまでほぼ徹夜したことは結構ある。
今は年で体力が持たないから絶対しない(できない)。
上記の漫画とは何の関係もない愚痴デス。
こんな可愛い子が出てきたらホントに癒されそうだけど、
個人的リミットは20時。そうしないと帰ってご飯食べてお風呂入って
寝るだけになる。もっと大変な人が沢山いるけど。
若い時(主に20代)は気合だけでいけたけど、ある程度経験を積んで、
勉強して(仕事の)、時間内で終わるのが一番。
自分の時間があってこその仕事のやる気、と思っている。
正規で定年まで勤めあげて子供(私と妹)を育てた母は(もちろん父も)
超えらい。
こちらもいける。
あした死ぬには、 [コミック]
アラフォー女の機微を描いている。
仕事もそこそこできて、細やかに気を配れるから余計にストレスが
溜まる主人公に共感することが多い。
でもそんなにイライラしなくてもいいんだよと声をかけてあげたい。
一方、専業主婦の友人にもそれなにの悩みやもやもやがあって...。
こちらも何となくわかる気がする。
人生の折り返し、すぐじゃないけど「死」が浮かんでくるお年頃だろうか。
読んでいて共感とイライラが共存する。
これを読んでストレスを感じる人もいるかも。
タグ:雁 須磨子
姉さんゴーホーム [コミック]
「球場ラヴァーズ」の人だった。
アニメーターでもあるらしく、絵柄は少女漫画の可愛らしさなのに、
物語はかなり辛辣。1話目は謎が解かれず、恐らく作家の意図する
ところと私の感じ方にずれがあるのだなと思う。
タッチが描き殴っているかのようで、話も暗いけど、
グイグイと引き込まれる感じがする。
タグ:石田敦子
科学読本 茶わんの湯 [本]
絶滅石 [コミック]
ひと夏の楽しいバカンスのはずが、絶望に突き落とされて、というお話。
詳細は読んでいただくとして、なぜ忌まわしい伝承があるのに、友達に
別荘を貸したのかなというところ。まあ、いつ「次」が起こるのかは予測
できない感じなのだが、それほど親しくない友達に家を貸すのは?と、
導入部に疑問が残った。
物語はスピード感があるし、画力が高いので、一気に読める。
倉薗先生はジュール・ベルヌの「地底旅行」のコミックもオススメ。
タグ:倉薗紀彦
本屋の新井 [本]
食わず嫌いは良くない。
三省堂に行くたびに、いつからか「新井賞」なるPOPが出ていることに気づいた。
「芥川賞」でも「直木賞」でもない。何?と思った。
書店員が勧める本が嫌なわけではないのに、手に取る気にはならなかった。
でも気になっていたので、とりあえずご本人の本を読んでみた。
面白かった。
本を沢山読んでいると文章が上手い(気がする)という私の勝手な思い込みは
おおむね正しいと思う。読みやすくてひねりの利いた文章。
「新井賞」は新井さんが大好きな本を大好きと叫んでいるPOPと理解した。
ぐっときた文がひとつ。
「1年に1冊でもいい。違う言語、違う文化で生きる人が書いた小説を読んで、
自分の心が動かされる体験は、世界をちょっとだけ平和に近づける。」
余談だが、私は本を積み木のように積み立ててあるのが嫌い。
途中から抜いてやろうかと思ったりする。
池袋のリブロが三省堂に変わったとき、オープニングイベント?で
本が積みあがっていて、「どうだ!」みたいな店のどや顔を見ている
みたいで不愉快だった。(あくまで個人の感想です)
そんな三省堂に毎週末行っちゃうんだけどね。
タグ:新井見枝香
九十歳。何がめでたい [本]
読んでほっとした。
今はちょっとつぶやくだけで上げ足をとられ、炎上し、社会から
抹殺されかねない。まあ、以前はシロウトの心のつぶやきなんて
誰にも言ったりしなかったし、せいぜい、家族か親しい友達の間で
多少不謹慎な会話があったくらいかな。
ツイッターもインスタも、SNSはそこそこ面白いけれど、
加減がわからなくなってきた。
私は専ら読むほう専門。
タグ:佐藤愛子